日本桜は、父「北国7の8」、母の父「糸清水」、母方曾祖父「高栄」という血統構成の種牛です。
 母の「あや」は、枝肉重量、脂肪交雑の育種価がきわめて優秀であり、日本桜の全兄弟は、「平成10年度全国肉用牛枝肉共励会」において枝肉重量494kg、ロース芯面積60cm2、BMSNo.12の成績で名誉賞を獲得しています。
 現場後代検定成績が示すように、検定牛24頭(去勢、雌)の「脂肪交雑」平均が6.9と、非常に安定した「サシ」が魅力の種雄牛です。
H−60
ほん さくら
生年月日 平成11年11月21日
登録番号 黒13345
審査得点 81.0点
直   検 1.29
固体識別番号  1133803650
産   地 双葉郡 浪江町

(1) 気高系種雄牛(景東、平茂勝、東平茂、金幸など)を父に持つ雌牛。
(2) 但馬系種雄牛(第5隼福、安平、福栄、照隼福など)を父に持つ雌牛。
枝肉重量がやや小さめなことから、大きめの雌牛への交配を推奨します。


現場後代検定成績 (検定期間:平成15年4月16日〜平成17年9月30日)


現場後代検定とは、複数の検定農場で肥育(去勢:生後29ヶ月齢未満、雌:生後32ヶ月齢未満)し、15頭以上の産子の枝肉成績(日本食肉格付教会が枝肉取引規格に基づき格付した結果)を用いることで、産肉能力評価を行い、効率的に種雄牛を選抜できる検定法です。


検定牛3号 (去勢) 
母の父:第20平茂 母方曾祖父:隼信
枝肉重量423kg BMS No.9 ロース芯面積57cm2
検定牛15号 (雌) 母の父:第5隼福
母方曾祖父:紋次郎 枝肉重量417.9kg BMS No.10
ロース芯面積58cm2(現場後代検定合同調査会出品牛)

 

枝 肉 形 質
項   目 去勢(14頭) 雌(10頭) 育種価(H22.3月評価)
 枝肉重量 (kg)  408.4±44.4  399.6±49.6 2.474
 ロース芯面積 (cm2) 55.8±5.5 54.6±5.7 6.795
 バラの厚さ (cm) 7.8±0.6 7.9±0.8 0.994
 皮下脂肪の厚さ (cm) 2.4±0.7 3.6±1.2 0.153
 歩留基準値 (%) 74.6±1.3 73.8±1.8 1.429
 脂肪交雑基準 (BMS No.) 7.1±1.9 6.6±2.0 1.961
 肉質等級4・5率 (%) 78.6 70.0



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